日報(的鳩もよ)

1992年生まれ。水の近くが好き。 Twitter:matobatomoyo

0827 tue

眠れているというか、眠らされているというか、という睡眠から目をさます。途中、起きたい自分と薬の効果が格闘しているのか、細切れで変な夢をみた気がする。具体的な記憶はないけれど。

 

起きたら起きたで虚しさが胸を満たす。何をしても変わらないのに、というひねくれた気持ちや、どうせ1日が仕事で終わってしまうんだという軽い絶望感が渦巻いている。

それを吹き飛ばすことはできないけれど、「夜明け〜朝ごはんの歌(コクリコ坂から)」を流す。ガスコンロを点火するようなカチカチっという音から、メトロノームがテンポを刻み、明るい弾んだピアノの演奏が始まる。メルが毎日を規則正しく生きたように、私も部屋の掃除を始める。ジャーナリングよりも散歩よりもご飯よりも、掃除から1日を始めることが今は心地が良い。この小さな発見がしばらく生活を照らしてくれるはず。

 

散歩中、河川敷ですれ違う人とは挨拶をすると決めた。すれ違う瞬間だと相手が返す暇がないし驚かせてしまうので、数メートルの距離で会釈してから声をかける。みんな返してくれた。

近所でラジオ体操が行われているので、今日こそ参加してみようと思う。着くとラジオ体操第二がすでに始まっていて、後半部分だけ隅っこの方で参加した。集団の中で同じ動きをするの、なんだか久しぶり。仲間っぽくて嬉しい。終わった後はどういった流れになるのだろうと観察していると、近くの人に会釈して、即解散していた。さっぱりしていて良い。

帰り道はほとんど朝ごはんの献立を考える時間だった。ご飯を食べる頃には虚しさは消えていた。

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朝食後、日記を書いて、1週間前の日記をはてなブログに投稿。ZINEを出してみたいって思ってるのに、これっぽっちの発信でいいのかなあと迷い。noteにも投稿してみようかな、日記以外のエッセイを書く時間も欲しいな、など。もっと考える時間も、書く時間も大切にしたい気がする。

 

就業間際に同僚と仕事観の話。とっても楽しそうに仕事をして、とっても朗らかに関係を作ってくれる彼は、仕事に何も期待をできないことがコンプレックスらしい。成し遂げたいこととか、何にもないそうだ。それはそれでいいじゃんね、とか、他にもいろんな話をした。いくらでも代わりや上位互換がいる中で、仕事を「選択」するという苦しさは実在する。

仕事を終えて、おつまみ系を並べながら「ウォールデン 森の生活」を読む。めちゃくちゃ面白い。著者のソローが1854年に発行した本らしいけど、労働へのブチギレ方が私以上で笑ってしまった。資本主義が始まったくらいなのかなあ、と思った。詳しくないけど……。「生きるとは、私だけの実験です。」の一文にしびれる。