日報(的鳩もよ)

1992年生まれ。水の近くが好き。 Twitter:matobatomoyo

0726 fri

「海賊と呼ばれた男」を観る。戦前戦後のわけのわからんエネルギーで働く人間の物語、エモくてカッコよくて好きだ。「風立ちぬ」を観たときも、そんな風に仕事をしてみたかったな〜と思って泣きそうになったんだよな。

あと、こういう仕事の話はたいてい、作品になってるものはどん底を見たあとにスカッとするので、そういう娯楽としても観てる気がする。

 

仕事観がなぜこうも違うんだろう。ワークライフバランスを優先しまくってるわたしより充実してそうなのはなんでだろう(物語と現実の差もあるだろうけど)(初めの奥さんには離れ離れになったけど)(息子のように可愛がった店員が亡くなったけど)。

まず、自分の行動で日本を良くできるという、覚悟よりは圧倒的な自己効力感がある気がする。利他に夢中になれるってすごい。


私は幸せのコップ理論(自分のコップを満たさないと他者を満たせないというアレ)を信じているのだけど、昔の人は自分のコップがそもそも小さかったのではないかと思う。戦争や戦後の混乱、今よりレッテルによる生きにくさがあった中で、幸せを見いだすハードルが低かったというか。

一方で、わたしのコップは大ジョッキくらいあるんじゃないか。不幸といいたいわけじゃなくて(絶対ハッピー野郎側だし)、利他をそこまで全力でやれないなと思う。


何か夢中になって身を捧げられるようなものと出会う人生でありたかった。まだ終わってないけど。