会社のマブの家庭を紹介してもらう幸せな日。
会社のマブはおそらく何かしらのコンテンツを作っているので、創作意欲をどう生み出すかとか、人生をどう捉えるかみたいな話をよくしている。
自分の人生観は薄暗いので(人生の展開はまったく薄暗くないのに)、その辺の陰気な思想を話すと心配されてしまうことが多いが、会社のマブは自分に共感できるかそれ以上の暗さを持っている部分があるので、ストレートにいろんなことを話せる。
なので、会社の中のいい同僚というよりは、勝手に人生レベルで付き合うマブだと思っている。
そして、パートナーの方は会ったことはないが、聞かせてもらうちょっとしたエピソードが面白くて可愛らしくて、勝手にファンをやっている。
あるとき話している流れで「えっ本当にパートナーと一回話してみてほしい、すごい話が合うと思う」と言われたので、私も「いいの?!会ってみたい、あと、赤ちゃんにもぜひ会わせてほしい」と伝えて、そこから何ヶ月も何ヶ月も経ったが、実現させてくれた。
ところで、今って配偶者の方をなんて呼ぶのが適切なのかわからない。旦那さん、奥さん、お嫁さん、はよくない?わからないので、しょっぱなからお名前を聞いて、お名前で呼ばせていただいた。
赤ちゃんも会えるだけで嬉しかったのに、抱っこまでさせてもらった。初対面の私がいても機嫌良くいてくれたし、柔らかくて温かい脱力した体を抱き締められて、本当に幸せな時間だった。